『ようこそヒュナム洞書店へ』を読んで思ったこと
最近本を読むことがとても楽しくなってきました。
東京でひとり暮らしをしていると
家と仕事の往復だけではどうしても心が疲れてしまうことがあります。
そんなとき私が行く場所があります。
それは本屋です。
静かな空間で本を手に取りページをめくる。
その時間だけは日常の忙しさや人間関係のことを少し忘れることができます。
そんな私が最近読んだ一冊が
ようこそヒュナム洞書店へ
という小説です。
著者は韓国の作家
ファン・ボルム
です。
この本は韓国の小さな町にある書店を舞台にした物語です。
大きな事件が起こるわけでもなく
激しいドラマがあるわけでもありません。
でも不思議なことに、
読み進めていくうちに心が少しずつ落ち着いていく本でした。
仕事に疲れた女性が開いた小さな書店
この物語の主人公は
大企業で働いていた女性です。
一見すると順調な人生でしたが
仕事のプレッシャーや人間関係の疲れから
ある日すべてを手放してしまいます。
そして彼女が選んだのが
小さな書店を開くという人生でした。
「ヒュナム洞書店」
それがこの物語の舞台です。
この書店にはさまざまな人がやってきます。
仕事に疲れている人
人生に迷っている人
自分の居場所を探している人
そんな人たちが
本をきっかけに少しずつ自分の気持ちを取り戻していくのです。
読んでいて感じたこと
この本を読んでいて思ったことがあります
それは
人は休んでもいいのかもしれない
ということです。
私たちはついこう考えてしまいます。
もっと頑張らなければ
ちゃんと働かなければ
迷惑をかけてはいけない
でも心が疲れているときに
無理をして進み続けると
どこかで動けなくなってしまいます。
この本の主人公は
勇気を出して「立ち止まる」という選択をしました。
それは逃げではなく
人生を整えるための時間だったのだと思います。
本屋という場所の不思議な力
この物語を読んでいると
本屋という場所の力を改めて感じます。
本屋には
いろいろな人生が並んでいます。
小説
エッセイ
哲学
ビジネス書
そこには誰かの経験や知恵が詰まっています。
だから本屋に行くと
「今の自分に必要な言葉」に出会えることがあります。
私も休日に本屋へ行くと
気持ちが落ち着くことがあります。
静かな場所で本を読む時間は、
心を整える時間なのかもしれません。
50代になって思うこと
50代になると
人生の見え方が少し変わってきます。
若いころのように
ただ前へ進むだけではなく
- 自分はどう生きたいのか
- どんな時間を大切にしたいのか
そんなことを考えるようになります。
この本はまさにそんな世代の人に
ぴったりの物語だと思いました。
派手な成功の話ではありません。
でも
自分らしい人生を見つけていく物語です。
静かな時間が人生を豊かにする
この本を読み終えたあと
私はこんなことを思いました。
人生には、
「静かな時間」が必要なのではないか。
本を読む時間
考える時間
ひとりで過ごす時間
そういう時間があるからこそ
また前に進む力が生まれるのだと思います。
忙しい毎日の中で
少し立ち止まりたい人におすすめしたい一冊です。
もし最近
少し疲れていると感じているなら
静かな場所で
この本を読んでみてください。
きっと心が少し軽くなると思います。

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