去年までの私はホラーやオカルトの動画をよく観ていました。
怖い話や都市伝説不思議な出来事の話。
夜にスマートフォンで動画を開きぼんやりとその世界に浸る時間が好きでした。
でも今年に入ってからふと気づいたことがあります。
いつの間にかオカルトの動画をまったく観なくなっていたのです。
代わりに観るようになったのは読書系の動画。
東京の本屋やカフェ、ホテルのラウンジで静かに本を読んでいる人の動画です。
画面の中では誰かが静かな場所でコーヒーを飲みながら本を開いています。
ページをめくる音。カップの湯気。窓の外に広がる東京の景色。
それを見ているとなぜかとても穏やかな気持ちになるのです。
そしてふと思うのです。
「こんなふうに本を読む大人になりたいな」と。
去年の私はきっと疲れていた
なぜこんなに好みが変わったのだろう。
そう思って考えてみるとひとつの理由に気づきました。
去年の私はきっと疲れていたのです。
仕事のこと。
体調のこと。
人間関係のこと。
将来への不安。
毎日をなんとかこなしているような感覚がありました。
心のどこかにいつも緊張があって完全にリラックスできていなかった気がします。
そんなときオカルトやホラーは不思議な役割を持っていました。
怖い話を観ている間は現実から少し離れることができる。
非日常の世界に触れることで今抱えている問題を一瞬忘れることができる。
あれは「逃げ」だったのでしょうか。
でも今はそうは思いません。
あの頃の私にはあの時間が必要だったのだと思います。
疲れた心が少し休むための小さな避難所だったのかもしれません。
今年、心の向きが変わった
今年に入ってから体調を崩すことが何度かありました。
風邪をひいたり咳が続いたり疲れがなかなか取れなかったり。
その経験を通して私は「回復」ということを考えるようになりました。
体を整えること。
生活を整えること。
心を整えること。
すると不思議なことに
怖いものよりも落ち着くものに惹かれるようになっていったのです。
それが読書でした。
東京で本を読む人に憧れる
最近よく観ている読書系の動画には共通する風景があります。
東京の大きな本屋。
静かなカフェ。
ホテルのラウンジ。
そこで一人本を読んでいる人の姿。
誰かと競っているわけでもなく
何かに追われているわけでもない。
ただ自分の時間を大切にしている。
その姿がとても穏やかで楽しそうに見えるのです。
私はその姿に憧れているのだと思います。
本そのものだけではなく
「本を読んでいる時間を楽しんでいる人」に惹かれているのです。
今は自分の好きな本を探している
最近はいろいろなジャンルの本を読むようになりました。
自己啓発の本。
小説。
エッセイ。
健康の本。
まだ「これが私の好きなジャンルです」とは言えません。
でも今はそれでいいと思っています。
むしろ好きな本を探しているこの時間がとても楽しいのです。
若い頃の読書は刺激を求めていました。
忙しく働いていた頃は役に立つ本ばかり読んでいました。
でも50代になった今読書の意味が少し変わってきた気がします。
今の読書は
「自分に戻るための時間」なのかもしれません。
非日常から穏やかな日常へ
去年の私は非日常に惹かれていました。
怖い話や不思議な世界に心を逃がしていたのだと思います。
でも今年の私は少し違います。
刺激よりも静けさ。
非日常よりも、整った日常。
そんな時間を求めるようになりました。
東京のどこかのカフェでコーヒーを飲みながら本を読む。
ページをめくりながら自分の時間をゆっくり味わう。
そんな時間を想像するととても穏やかな気持ちになります。
きっと私は今少しずつ変わっている途中なのだと思います。
オカルトを観なくなったのは怖いものが嫌いになったからではありません。
ただもう少し安心できる場所に行きたくなっただけ。
刺激的な世界よりも
穏やかで楽しそうな自分でいられる時間を選びたくなったのです。
これからもいろいろな本を読みながら
自分の好きな世界を少しずつ見つけていきたいと思います。
東京のカフェで、静かに本を読む。
そんな時間を楽しめる大人になれたらいいなと思っています。

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