本棚を見るとまだ読んでいない本たちが静かに並んでいる。
いわゆる「積読本」だ。
本屋に行くと新しい本に出会い心が動きつい手に取ってしまう。
今日はそんな「積読本」との向き合い方について考えてみる。
積読は悪いことなのか
まず最初に伝えたいのは
積読は決して悪いことではないということ。
むしろ私は「未来の自分へのプレゼント」だと思っている。
そのときは読めなかったとしても数日後、数ヶ月後、あるいは数年後に
その本がぴったり心に入ってくる瞬間がある。
本には「読むタイミング」がある。
だから今読んでいないからといって自分を責める必要はない。
なぜ本屋で本を買ってしまうのか
ではなぜ私たちは本屋に行くと本を買ってしまうのか。
それはシンプルで
「今の自分に必要な言葉に出会っているから」だと思う。
- 今の悩みに寄り添ってくれそうなタイトル
- 心が少し軽くなりそうな一文
- 未来が少し明るく見える内容
そういったものに触れたとき
私たちは「この本を持って帰りたい」と思う。
つまり本を買う行為は「変わりたい」「整えたい」という
自分の内側のサインでもある。
積読が増えて苦しくなる理由
積読本が増えると少し苦しくなることもある。
- 読まなきゃいけない気がする
- お金を無駄にした気がする
- 時間が足りないと焦る
こういった気持ちが出てくると
読書そのものが重たくなってしまう。
でもここで大切なのは
「読書は義務ではない」ということ。
本は「読まなければならないもの」ではなく
「読みたくなったときに開くもの」。
この考え方に変えるだけで積読の重さは少し軽くなる。
積読との付き合い方
ではどうすれば積読と上手に付き合えるのか。
私が実際にやっている方法をいくつか紹介したい。
①「今読みたい本」だけを1冊選ぶ
たくさんある本の中から
そのとき一番気になる1冊だけを選ぶ。
全部読もうとすると苦しくなるけれど
1冊だけなら気軽に向き合える。
②「途中まで読む」を許す
最初から最後まで読まなくてもいい。
気になるところだけ読む。
数ページだけ読む。
それでもその本の役割は果たしている。
③本棚を「今の自分の状態」として見る
積読の本たちは
今までの自分の興味や悩みの記録でもある。
めめこんなこと考えてたんだな
と振り返るだけでも意味がある。
④本屋に行く回数は減らさない
これは少し意外かもしれないけれど
私は本屋に行くのをやめない。
なぜなら本屋は「自分を整える場所」だから。
ただし「1冊だけ買う」と決める。
それだけで、積読はゆるやかになる。
本を買うことは、自分を大切にすること
50代になって感じるのは「自分の心にお金を使うことの大切さ」だ。
本を買うという行為は知識だけではなく
安心や希望を手に入れているのかもしれない。
だから積読がある自分を責める必要はない。
むしろそれだけ「前に進もうとしている証拠」。
最後に
本屋に行くとまた欲しい本に出会う。
そしてまた積読本が増えるかもしれない。
それでもいい。
本は逃げないし必要なときにちゃんとそこにある。
大切なのは
「今の自分にやさしくあること」。
積読も含めてそれが今の自分のかたち。
そう思えたとき本との時間はもっとやさしく
もっと豊かなものになる。









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