文字を手書きすることが苦手な方も少なくないはず。
でも、字を書くのが楽しくなったら、もっと“わたし”を自由に表現できる気がしませんか?
きれいな字を手書きするコツ
文字をきれいに書くためには、一文字ずつ形を整えることがカギとなります。
漢字を手書きするとなんだか歪な形になったり、点や線にまとまりがなかったり…なかなかきれいに書けず、漢字を書くことに苦手意識を持っている方も多いのではないのでしょうか?
漢字をきれいに書くコツのひとつが、横の画線を右上がりにすることです。
ほんのちょっと顔を上げる仕草のように、横線を右斜め上へと伸ばしてあげて。
文字の線と線の間には、すき間が生まれるもの。
すき間の大きさを均等に揃えて書くことで、文字のバランスがよくなります。
◉右上がりの角度
◉均等なすき間
この2つのポイントを気をつければ、きれいな文字にぐっと近づけますよ。
横書きであれ縦書きであれ文字の中心線をまっすぐ揃えることもきれいな書き方のコツ
漢字やひらがなが入り混じった文章でも、中心線からずれないように書くこと。
文字の並びが安定し、落ち着いた印象になります。
文字の大きさにメリハリをつけると、文章全体がすっきりと読みやすくなります。
また、画数が多くて難しい漢字は、思い切って大きく書いた方がきれいに見えますよ。
手書きの文字をもっと楽しむヒント
きれいな文字を書くコツはもちろん知りたいけれど、「手書きって楽しい!」と思える気持ちも大切ですよね。
そこで、筆者なりに手書きを楽しむためのヒントを考えてみました。
手書きしたくなる筆記具を探そう
手書きの文字には自信がない一方で、万年筆やガラスペンといった筆記具には興味津々で、文具屋さんではついじっくり眺めてしまいます。
お気に入りの筆記具を見つけて手書きに挑戦してみるのもいいかも。
筆記具を握った時の感触や書き心地を確かめながら、お気に入りの1本を探してみませんか?
インクで文字を好きな色に染めよう
筆記具と併せて心惹かれる存在が、インクです。
黒いインクだけでも、青みがかっていたりラメ入りだったりと、鮮やかな色彩の世界が広がっています。
好きな色のインクを選んで文字を書いたら、見慣れた自分の字も輝いて見えてきそう。
また、インクの色と書きたい言葉を結びつけて、その時感じた思いを手書きの文字に託してみるのも素敵。
憧れの文字を真似してみよう
「字は人を表す」といいますが、「この人のように文字を書いてみたいな」と憧れた経験はありませんか?
書道家のように達筆な方もいれば、丸みを帯びた優しい字を書く方もいます。
真似したくなる文字は、そのまま“なりたいわたし”に繋がっているのかもしれませんね。
文字を手書きすることで、今まで知らなかった自分と向き合う新鮮な感覚を味わってみましょう。
自分の気持ちを宣言する
のびやかに書かれたひらがなから、「のんびり、ゆったり」と柔らかい響きが聞こえてくるかのよう。
また、中心線に沿って並ぶ文字には、「自分のペースで好きなことを楽しむ」という意志が滲んでいます。
空を自由に飛んでいる鳥のイラストが、手書き宣言をどこまでも運んで行ってくれそうです。
好きな言葉を刻み込む
著名人の残した文章や、身近な人からかけられた何気ない一言。
嬉しくなったり感動したりと、自分の心を震わせた言葉は、大切に覚えておきたいですよね。
手書きで文字を綴ることで、より一層忘れられない記憶となります。
さあ、とっておきの紙とペンを用意して、好きな言葉を書き留めましょう。
文章を写してみる
小説の一文を書き写してみるのも、手書きを楽しむ方法のひとつです。
目で字を追いかけるだけではわからなかった言葉のリズムや表現の意図が、手書きを通じて自分の心にすとんと落ちてくるかも。
一文字ずつまっすぐ揃えて、文章をじっくり読みながら書写していく。
そうやって、日々の暮らしの中でも言葉を丁寧に扱っていきたくなります。
想いを込めて贈る
手書きのメッセージは、自分の想いをそっと文面に込めて贈るのにぴったり。
バースデーカードに手書きでお祝いの文章を添えるのも◎。
“Happy Birthday”のフレーズだけでも嬉しいものですが、手書きの文字がどんなプレゼントよりも率直に胸を打つのではないでしょうか。
ちょっとした伝言も温かく
相手にさりげなくお礼や励ましの言葉をかけたい時には、手書きの出番。
相手に感謝のメッセージを伝えたり、打ち合わせ時間をメモしたりするのに付せんが大活躍。
その笑顔の理由が自分の手書きの文字だと思うと、これ以上なく嬉しくなりますね。
まとめ
「きれいに書けないから、字を書くのは苦手」と、つい手書きを避けてしまっていませんか?
きれいな文字を書くコツを意識すれば、字の形が整い、文章も読みやすくなります。
字の書き方だけにこだわらず、筆記具やインクで遊んだり、お手本にしたい文字を見つけたりと、手書きを楽しむ心のゆとりも大切にしてみて。
手書きでどんな“わたし”が表現できるのか、ワクワクしながら字を書いていきましょう。
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